家の建て替えを決意し、間取りや内装、最新のシステムキッチンや浴室などの打ち合わせが進むと、どうしても後回しになりがちなのが「エクステリア・外構」です。
建物のプランニングに予算と労力を使い果たし、「外構はとりあえず駐車スペースができればいいか…」と妥協してしまうケースは少なくありません。
しかし、外構は「家の顔」であり、第一印象を決める重要な部分です。さらに、日々の車の出し入れ、洗濯物干し、そして防犯対策など、生活の利便性や安全性に直結します。
せっかく理想の住まいを建て替えても、外構の仕上がりがイメージと違ったり、使い勝手が悪かったりしては本末転倒です。
本記事では、建て替えに伴う外構工事で後悔しないための基礎知識と、優良な専門業者を見極めるポイントを詳しく解説します。
建て替え時の外構は「解体・撤去費用」に注意!
更地に家を建てる新規購入とは異なり、建て替えならではの大きな注意点があります。それは「既存の外構の解体・撤去費用」がかかるということです。
古いブロック塀や劣化したカーポート、大きくなりすぎた庭木などをそのままにして新しい家を建てることは難しく、これらを撤去して処分するための費用が発生するのが一般的です。建物の解体費用とは別に、外構部分の撤去だけで数十万円単位の費用がかかることも珍しくありません。
建て替え時の外構計画では、この「マイナスをゼロにするための費用」をあらかじめ予算に組み込んでおくことが非常に重要です。
外構工事はどこに頼む?依頼先による違い
建て替え時の外構工事の依頼先は、大きく分けて「家を建てるハウスメーカー・工務店に一括で頼む」か、「自分で外構専門業者を探して頼む(分離発注)」の2パターンがあります。
ハウスメーカー・工務店に依頼するメリット・デメリット
- メリット: 窓口が一つになるため、打ち合わせの手間が省けます。また、建物と外構のデザインの統一感が取りやすく、住宅の引き渡しと同時に外構も完成しているため、すぐに入居後の生活をスタートできます。
- デメリット: 実際の施工は下請けの外構業者が行うことが多く、中間マージン(紹介料など)が上乗せされるため、費用が割高になりがちです。
エクステリア・外構専門業者に依頼するメリット・デメリット
- メリット: ハウスメーカーを通さない分、中間マージンをカットでき、同じ予算でもよりグレードの高い設備を選べるなどコストパフォーマンスに優れます。また、専門店ならではの豊富な知識と提案力が期待できます。
- デメリット: ハウスメーカーとは別に自分で業者を探し、打ち合わせの時間を設ける手間がかかります。また、建物の完成後に外構工事がスタートすることもあるため、工期の調整が必要です。
「少しでも費用を抑えたい」「外構のデザインにもしっかりこだわりたい」という場合は、外構専門業者への分離発注を検討してみるのがおすすめです。
後悔を防ぐ!エクステリア・外構業者を選ぶ4つのポイント
エクステリア・外構専門業者に依頼する場合、満足度を左右するのは「高品質な製品」「確かな技術を持つ職人の施工」、そして「適正価格(コストパフォーマンスの高さ)」の3点です。
業者選びの際は、以下の4つのポイントを確認することをおすすめします。
1. エクステリア専門の「自社職人」が施工してくれるか
外構工事はアルミや樹脂を扱うことが多く、木材を加工する大工さんとは必要な技術も使う道具も大きく異なります。そのため、エクステリア専門の職人が在籍している業者へ依頼することが重要です。
また、下請け業者に任せるのではなく、自社の職人が直接施工を行う「自社施工」の業者を選ぶことも大切です。提案から施工まで一貫して対応してもらえるため、「要望と仕上がりのイメージが違う」というトラブルを防ぎやすくなります。万が一の不良時におけるアフターフォローも、自社職人であれば当時の施工内容を把握しているため、対応がスムーズです。
2. その地域での「施工実績」が豊富か(エリア密着度)
エクステリアは、設置後何十年と過酷な風雨にさらされるため、経年劣化や不具合のメンテナンスが欠かせません。
業者自体の創業年数だけでなく、「その地域(エリア)で長年施工しているか」を確認することが大切です。施工エリアを限定して地域密着で営業している会社であれば、土地の気候や特性を熟知しており、施工後もフットワーク軽く対応してくれる可能性が高いでしょう。
3. 製品の「仕入れルート」とコストパフォーマンス
建て替え時の外構工事は、古いブロック塀やカーポートなどの「撤去・処分費用」もかかるため、できるだけ製品のコストを抑える工夫が求められます。
製品がメーカーからお客様に届くまでに複数の会社(問屋や販売店など)を挟むと、中間コストが上乗せされて価格が高くなりがちです。独自の仕入れルートを確立し、メーカーから直接仕入れている会社であれば、品質を落とさずにコストを抑えた提案が可能になります。
4. 実物を確認できる「店舗や展示場(ショールーム)」があるか
カタログの写真だけでフェンスやカーポートを選んでしまうと、実際に設置された後に「思っていた色や質感と違う」と後悔することがあります。
豊富な製品の取り扱いがあり、実際に商品を見て触って確かめられる展示場や店舗を持っている業者を選ぶのがおすすめです。
【参考】地域の優良な専門業者を探すには?
建て替えに伴う外構リフォームを成功させるには、上記4つのポイントを満たした「地域密着型の専門業者」を見つけることが近道です。
業者を探す際は、全国展開の大手だけでなく、地元の情報に特化したポータルサイトや専門ガイドを活用すると、思いがけない優良業者に出会えることがあります。特に、建て替え時にネックとなる「古いエクステリアの撤去・処分」について、独自のサービスを行っている業者は、費用を抑える上で有力な選択肢となります。
