住み替え・リフォーム等で考えたい理想的なバスルーム
お風呂というのは日本人にとって生活になくてはならないもの、重要なものです。
ゆったり浴槽につかる事で日頃の疲れをいやす事が出来ますし、お子さんが小さいうちは大切なコミュニケーションの空間になります。
住み替え、建て替え、またリフォームなどを考えているご家族は、バスルームを広く、また使いやすくしたいと考える人が多いようです。
快適なバスルームにするために、今設置可能な浴槽の種類なども理解が必要となります。
非常に数多い浴槽タイプがありますが、代表的な物の特徴を理解すると、我が家の理想のバスルームができるはずです。
浴槽のタイプはいろいろ・・我が家に向いているのは?
昔ながらの和式浴槽は、狭く深いという特徴があります。
こうした作りになっているのは、日本人がお風呂に入るとき腰を下ろして深く肩まで湯につかる事を考慮した作りだからです。
スペースを広く取れないという場合に適しています。
様式は足を延ばしてあおむけに寝ているように利用出来るストレスの少ない浴槽です。
ある程度、広めのスペースが必要となりますし、滑らない様に等配慮も必要となります。
老後を考慮して最初から手すりなどを設けておくと安心です。
和洋折衷のお風呂は座って足を延ばせる、和式と様式のいいところを両方持っている浴槽となります。
日本でも利用が多いユニットバスの形状はほぼこの形です。
浴槽の素材も色々
古くから日本で利用されてきた浴槽の素材は木材で、檜風呂等が有名ですが、近頃はFRPやホーロー、ステンレスなどが用いられています。
FRPはガラス繊維強化プラスチックという素材で、保温、耐久、耐衝撃等様々な面に強く、肌触りもいい素材です。
手入れが簡単という点もよく利用されている理由になっています。
デメリットは汚れが付きやすい、高温に弱いという点です。
非常に滑らかで柔らかな肌触りをもっているホーローは、カラーも美しいとして人気があります。
お手入れも比較的簡単ですが、FRPと比較するとお値段が少々高めです。
デメリットは傷がつくと錆が付くリスクが高くなること、保温性を高める為にカバーが必要という点になります。
耐久性も保温性も高く、傷にも錆にも強いという特徴を持っているのがステンレスです。
価格もちょうどいいのですが、金属的な感覚があり苦手という人も多く、無機質なイメージとなるので見た目にぬくもりが欲しいという場合には不向きとされています。
お値段の幅が広く商品のバリエーションもかなり豊かとなっている大理石も人気です。
お手入れも簡単ですが、メーカーによって品質にかなり違いがあります。
アクリル系、ポリ系がありますが、ポリ系は少し耐衝撃性や耐久性に劣るようです。
昔から日本で利用されてきた木製の浴槽は、温かなイメージがあり、保温性、耐衝撃性に優れています。
木の質感が肌に気持がよく、古くから愛されている素材です。
ただ、木材の品質、また使い方によって耐久性がご家庭で大きく違う事がデメリットになります。
しっかり乾燥させることが必要等、素材によってお手入れの仕方が違うことも面倒といわれる理由です。
浴槽を選ぶポイントは?
ご家族が毎日利用するのが浴槽となるので、まず危険性がないという事が重要となります。
高齢者や小さいお子さんがいる場合、滑りにくい浴槽にすることがもとめられるのです。
また、どこにお風呂を配置するかによって素材も考える事が必要となります。
階上にバスルームを作る場合には、水漏れや荷重について確認が必要です。
毎日利用するバスルームの浴槽が、入って気持ちがいい、リラックスできる事も大切な要素となります。
目で見てホッとできる、癒しを感じる空間にするためにも、浴槽の種類、素材、さらにカラーは重要なのです。